今回は、関係代名詞の省略と関係代名詞の that について詳しく解説します。
【 関係代名詞の省略 】
目的格の関係代名詞のみ省略できます。
the boy whom I met yesterday (私が昨日会った少年)
a bag which I bought in Paris (私がパリで買ったかばん)
ところで、上記の黄色マーカー部分(=関係代名詞が省略されたその直後の部分)のことを接触接と呼びます。
実は、教科書の New Horizon では、なんと関係代名詞の文より先にこの接触接の文が登場します。困るのは学校の先生方です。「関係代名詞より先に関係代名詞の省略をどうやって教えたらいいの?」という話です。そのときにこの「接触接」という言葉を使った、非常にわかりづらい説明になってしまうので、ほとんどの中学生が混乱してしまいます。このブログを読んだ中学生の方で New Horison で勉強している方は、この接触接というのは、教科書でその後に登場する関係代名詞の省略とまったく同じものだ、ということをあらかじめ知っておいた方がよいでしょう。
もしも気の利いた先生なら、単元を入れ替えて教えてくれるか、または、先に関係代名詞とその省略のルールを教えてから、接触接の単元に入ってくれるでしょう。みなさんの学校の英語の先生が「気の利いた先生かどうか」がよくわかる機会ですので、ぜひ楽しみにしていてください。(笑)
ところで、 New Horison がなぜそんな単元順にしているのか、その理由は定かではありませんが、少なくとも、現場で教える先生方の苦労や教わる子供たちの利益を、教科書を作成する側があまり考えていないことだけは確かだと思います。
【 関係代名詞の that 】
主格と目的格のときには、 that という関係代名詞を使用できます。
a boy that likes tennis (テニスの好きな少年)
the house that stands on the hill (丘の上に建っている家)
the boy that I met yesterday (私が昨日会った少年)
a bag that I bought in Paris (私がパリで買ったかばん)
【 まとめ 】
結局、関係代名詞の whose は常に whose のまんま、ということですね。
今回はここまでです。次回をお楽しみに。