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長文問題対策~内容正誤問題のコツ

内容正誤問題に悩む中学生のイラスト

高校入試であれ大学入試であれ、英語の長文問題で必ず出題されるのが、いわゆる内容正誤問題です。今回は、この内容正誤問題でとても役に立つ簡単なコツを紹介します。まずは具体的な問題を見ましょう。

【 具体的な問題 】

次の文章を読んで、その後の設問に答えなさい。

 

 

~文章(省略)~

 

 

設問 次のア~エの中で本文の内容に合うものを1つ選びなさい。

 

ア American people always use their cars when they go on trips.

イ American people never bow when they greet someone.

ウ All Japanese people like rice balls.

エ Some Americans are very good at using chopstics. 

おいおい、本文が省略されているのにどうやって解くんだよ!

 

実は、それでも正解できるコツがあるんです。

【 解説 】

もしも選択肢の中に、「いつも」「必ず」「すべて」「だけ」「決して」「誰でも」など、例外を一切排除するような強い表現があれば、その選択肢はまず間違いである可能性が高くなります。なぜならば、何事にも例外があるのが世の常だからです。

 

もう一度、選択肢のア~エをよく見ましょう。

ア American people always use their cars when they go on trips. (アメリカ人は旅行をするときにいつも車を使う。)

 

イ American people never bow when they greet someone. (アメリカ人は挨拶をするときに決しておじぎをしない。)

 

All Japanese people like rice balls. (日本人は全員おにぎりが好きだ。)

 

エ Some Americans are very good at using chopstics. (箸を使うのがとても上手いアメリカ人もいる。)

選択肢のアイウには、例外を一切排除するような強い表現があり、間違いである可能性が高いことになります。よって正解はエになります。

 

もちろん、それこそ例外もあって、上記アイウのような選択肢が逆に正解になることもあり得るので、本当はきちんと本文を読まないといけませんが、非常に簡単で便利なコツなのでぜひ知っておいてください。